
昨夜、夜更かしして今週配信された第6話まで一気に追っかけた。このドラマは中毒性が高い!一度観始めたら止まらなくなる面白さ。全く無駄がないと言っても過言ではないくらい、緊迫した展開から目が離せない。お笑いもあれば、涙を誘うグッとくる演出も。
第一話から続くユーモアな演出も踏襲しつつ、謎めいた本筋の物語もしっかりと描いたおり、観る者を飽きさせない。また後々の展開に繋がるであろう伏線も丁寧に描かれており、個々の台詞や登場人物の一挙一動に深い意義を持つと思わせる演出。さすが鬼才脚本家と呼ばれた王倦大先生!以前に観賞した『舞楽伝奇』の伏線回収の興奮が蘇りそうだ!

京の都にやってきた范閑は早速権力者たちの標的となり、その命が狙われる。なぜ范閑は権力者たちにとって脅威となる存在になっているのか?それは慶帝から宰相の娘・林婉児の婚約者として指名されているからだ。林婉児を娶れば、慶国の私財にあたる「内庫」の管理権を手にする事が出来、その財力は国庫をも凌ぐくらいと言われている。権力者たちからしてみれば、貴族でもない平民が宰相の娘を娶る上、内庫まで管理できるなど、そりゃ面白くない訳だ。
あの手この手で范閑の名声を貶め、林婉児との結婚を阻止しようとする各勢力に、范閑はどのようにして立ち向かっていくのかは、本作の大きな見所と言える。そしても一つ、物語の最大の要となる范閑の母親である葉軽眉の正体。彼女は一体何者で、なぜ監察院を設立し、そして謎の死を遂げたのか。未だに一度も登場したことのない葉軽眉だが、物語の重要人物として今後も度々その名前を聞く事になるだろう。
第6話まで散りばめられた伏線を読み解くと、当時の封建思想を越えた先見の明を持つ人間である事は分かる。勘の良い視聴者なら、劇中に登場してきたキーアイテムだけで、既に彼女の正体は分かっていると思う。ここではネタバレしませんが、葉軽眉は古い封建制度を覆し、新たな時代を築こうとする革新思想を持っていたが、それはつまりその世界の全てと戦う事を意味している。おっと、しゃべり過ぎたようだ…
本作はいわゆる群像劇という位置付けで、主人公の范閑を筆頭に、非常に多くの人物たちが次々と登場し、そして複雑に絡み合っている。范閑を取り巻く味方や敵、そして彼を駒として利用する権力者たち。暗雲たちこめる京の都で范閑は母の死の真相を究明し、そして皇子たちの権力争いに巻き込まれていく。ここで第6話までに登場してきた主要人物たちを紹介。
范閑(張若昀)未来の世界では重症筋無力症患者。重篤状態となり生死の境を彷徨っていたが、目覚めたら尚書の范建の私生子として生まれ変わっていた。頭の回転は速く、毒の知識と武術に長け、仁義を重んじる好青年。自分に暗殺をしかける謎の勢力と母の死因を究明すべく京の都へ。
慶帝(陳道明)野心があり、大局を見据えた頭脳明晰な人物。京の都にやってきた范閑をある目的の駒として利用しているようだが、その真意は今のところ明らかになっていない。果たして范閑の味方なのか敵なのか。
林婉児(李沁)宰相の娘。范閑の婚約者。性格は活発で明るいが、病を患っているため病弱体質。ある機縁で范閑と運命的な出会いを果たす。 その際に食べかけた鶏の腿肉を持っていたことから、まだ彼女の名前が知らない范閑は「鶏腿姑娘」というあだ名を付けた。
范若若(宋軼)范閑の妹。琴棋書画に精通し、「京都一の才女」として知られている。兄の范閑と仲が良く、常に傍で助力する頼れる妹。しかし弟の范思轍にとっては頭が上がらない恐ろしい姉という存在。
范思轍(郭麒麟)范閑の腹違いの弟。兄が遺産相続のために京の都へやってきたと思い込み、激しく毛嫌いしている。一見何の取柄もないように見えるが、数字に関しては頭の回転が速く、お金を稼ぐ事を好む。
費介(劉樺)監察院長官の一人。三大毒使いの一番手。范閑の師匠として、まだ幼い范閑に毒の知識を教え、師匠も顔負けの毒使いとして育て上げた。范閑の身の安全を案じ、色々と助言をしている。
滕梓荆(王陽)監察院四処所属の工作員。范閑の暗殺として派遣されたが、滕梓荆の身に起きた不幸な事件を知った范閑は滕梓荆の願いを聞き入れて協力する事に。現在は身分を隠し、范閑の護衛として働いている。
范建(高曙光)戸部尚書。范閑の父親。時々范閑に対し冷たく接しているが、その真意は計り知れない。范閑は父親の口から、初めて母親がどんな人物だったのかを知る事に。
王啓年(田雨)監察院文書係。監察院で范閑の部下として働き、一見舌先三寸で頼りないようだが、実は「能ある鷹は爪を隠す」聡明な男。
李承乾(張昊唯)慶国の皇太子。内庫(皇家の私財)を掌握するため、叔母の長公主と協力し合って、范閑の前に立ちはだかる。
長公主(李小冉)慶国の長公主。林婉児の実母。現在内庫(皇家の私財)を掌握している。慶帝は林婉児を娶る范閑に内庫の掌握権利を委ねようとしているが、それに反対する長公主はあらゆる手段で二人の結婚を阻止しようと企む。
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