
2019年2月5日、中国春節映画合戦がスタートを切ったこの日は、単日興収が映画業界史上最高の13億元(約211億円)を突破し、最終的に14.3億元を記録したと伝えられた。
数々の話題作が競い合う中、寧浩(ニン・ハオ)監督のコメディ映画「瘋狂的外星人」が公開初日に4億元(約65億円)の興収でトップの座を抑え、それに続いて、2位は韓寒(ハン・ハン)監督の「飛馳人生」、3位は周星馳(チャウ・シンチー)監督の「新喜劇之王」、そして4位は郭帆( グオ・ファン)監督の「流浪地球」。

その話題作のうち、郭帆監督の「流浪地球」は中国の映画評価サイト"豆瓣"で現在8.1点を獲得し、四作品中、最も評価が高い作品となった。本作は中国初の本格的なSF大作映画として話題を呼び、映画ファンから大きな期待が寄せられた。また国内公開のみならず、アメリカ、カナダ、オーストラリアでも2月5日に同時公開されている。
「流浪地球」の原作小説家はヒューゴー賞を受賞した「三体」の劉慈欣(リュウ・ジキン)。先日、アマゾン・ドットコムは、その長編小説「三体」のドラマ化権を巡って交渉を行っている噂があり、劉氏のSF作品に秘められた価値と魅力を感じたに違いない。
長い間、宇宙開発において後発国だった中国も年々その存在感は増してきている。それはSFをテーマとした映像作品においても、以前にはなかった積極性を感じる。今回の「流浪地球」を皮切りに、今後の中国SF映画は業界で異彩を放つかもしれません。
情報元:突破13亿元!内地单日票房再创新纪录
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