江湖に生きる侠客たちの紛争を描いた武侠ドラマ『雲襄伝(ユン・シャン伝 ~江湖 復讐の嵐~)』のシーズン2が正式に発表され、タイトルは『雲襄伝之将進酒』に決定した。第1シーズンに引き続き、陳暁(チェン・シャオ)が再び主役の雲襄を演じることも明らかになった。 今回は毛暁彤(マオ・シャオトン)を含む前作にも出演したメインキャストに加え、程瀟(チェン・シャオ)、范世錡(ファン・シーチー)、劉些寧(リウ・シェニン)らが演じる新キャラクターや、実力派の王勁松(ワン・ジンソン)を迎え、暗雲渦巻く江湖の世界をさらに盛り上げてゆく。

元「宇宙少女」・程瀟(ソンソ)の加入で話題に



先日、公式から発表された主要登場人物のポスターで、陳暁の鋭い眼差しは成長した逞しさと決断力の強さを表し、毛暁彤はミステリアスな雰囲気を醸しつつ、その謎に満ちた生い立ちを象徴している。そして今回、本作へ新たに加入し、現在中国で歌やダンスなどのバラエティ番組で活躍中の韓国のアイドルグループ「宇宙少女(Cosmic Girls)」の元メンバーである程瀟は、その独特のエキゾチックなスタイルで注目を集め、程瀟自身の性格にマッチしたキャラ設定だと高く評価されている。一方、同じくアイドルグループ出身の「硬糖少女303(BonBon Girls 303)」の劉些寧も、正義感に溢れた女侠の精神を漂わせ、アイドル時代の頃とは一味違った魅力を見せている。

前作の反省点を生かしたプロット制作


『雲襄伝』シーズン1の優れた映像効果は評価され、口コミも悪くはなかったが、世間を賑わせるほどのヒット作には至らなかった。テレビドラマとしての脚本は製作上、原作小説とは若干異なる改編も必要になってくるのだが、やはり努力が足りなかったことは視聴者たちの目にも留まり、放送後は徐々に視聴者を失ったことは無視できない厳しい事実もある。このような批判に直面し、制作チームはオリジナルキャストに加え、フレッシュな役者たちを起用して前作の失敗を反省し、再び熱い注目を集めるとの狙いもあるようだ。

『雲襄伝』シーズン2の発表後、視聴者の反応も様々で、続編を大いに期待し、登場人物の運命の変化や熱い展開を切望する声もあれば、プロットの方向性や登場人物の設定に食い違いが出てくる可能性があるとの懸念を抱く方も。宣伝に全力を注ぐだけでなく、ドラマ脚本や演出にも尽力してもらい、前作での反省点を生かして、ファンの期待を裏切らない、さらに良い作品として仕上げて欲しいものです。