中国本土にて、間もなく4月4日より公開される婁燁(ロウ・イェー)監督最新作のサスペンス映画『風中有朶雨做的雲/The Shadow Play』の最新予告編が公開された。先日は作品の内容一部に問題があるとして、上映中止騒動へと発展したが、既に問題は解決されており、予定通りの上映となった。

本作は中国広州省の冼村で実際に起きた村支書の盧穗耕による汚職事件をベースに、中国南方の沿岸街で、ビル撤去の作業中に建設委員会の主任である唐奕傑の墜落死事件を経て、その背後に隠されていた巨大な陰謀を描く。謎が謎を呼び、そして複雑に絡み合う人間関係。真相に近づけば近づくほど、狂ってゆく。


映画『風中有朶雨做的雲』は、実力派の井柏然(ジン・ボーラン)、馬思純(マー・スーチュン)、秦昊(チン・ハオ)、宋佳(ソン・ジア)らが主演を務めるので期待せずにはいられない。公開された予告編からでも、その内容は相当見応えがあるように強く感じる。

物議を醸す実在事件を元に制作された作品なので、撮影終了後は長期間に渡り、何度も審査を繰り返しながら一部シーンの削除と再編集を強いられたという問題作。もしかしたら既に本来の持ち味は失われているかもしれないが、婁燁監督の作品には人間性の本質を鋭く描いた面白みがあるので、やはり観てみたい思いはある。日本でリリースされる可能性は極端に低いが、せめて中国の動画配信サイトで配信して欲しい!