4月13日、第九回「北京国際映画祭」が中国北京で開催された。本年度の審査員長を務める映画監督のロブ・ミンコフをはじめ、審査員の曹保平(監督)、劉嘉玲(女優)、シルヴィオ・カイオッシィ(監督)、セルゲイ・ドボルツェボイ(監督)、マジッド・マジディ(監督)、サイモン・ウェスト(監督)らが開幕式に登壇。


また中国芸能界からは胡歌、周冬雨、迪麗熱巴、楊頴、白百何、霍思燕、潘粤明、張涵予、杜江、欧豪、袁泉、張天愛、李沁、昆凌、胡軍、楊紫、杜江といった人気の俳優女優たちも開幕式に参加し、京劇やダンスといった様々なプログラムで大盛況を見せた。そして映画制作に携わる多くの業界人や俳優たちは、制作予定の新作や出演される作品の紹介もそれぞれ行い、開幕式をさらに賑わせた。

現在開催中の「北京国際映画祭」では、「新中国成立70周年テーマ映画」、「芸術映画」「映画科学技術」「国際映画マーケット」「インターネット映画」「中国インド映画合作対話」といったフォーラムが予定されており、新時代に向けて、中国映画産業の更なる高みを目指す討論会が行われる。


強豪がひしめく「天壇賞」にノミネートされた15作品


第九回「北京国際映画祭」では「家と国」がテーマとなっており、ノミネートされた多くの作品もそれにまつわるそれぞれ物語を描いている。今回、85か国から775作品が「天壇賞」への応募があり、最終選考に勝ち残ったのは以下の15作品。


「流浪地球」
監督:郭帆(グオ・ファン)
制作国:中国

「Le Poirier Sauvage」
監督:Nuri Bilge Ceylan
制作国:トルコ、フランス、ドイツ、ブルガリア、マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、スウェーデン

「Tha WAITER」
監督:Chris Lickley
制作国:ギリシャ




「the unorth odox」
監督:Eliran Malka
制作国:イスラエル

「THE KEEPER」
監督:Marcus H. Rosenmüller
制作国:ドイツ、イギリス

「第十一回」
監督:陳建斌(チェン・ジェンビン)
制作国:中国




「TEHRAN:CITY OF LOVE」
監督:Hossein Jaber Ansari
制作国:イギリス、イラン、フィンランド

「SUNSET」
監督:ラースロー・ネメシュ
制作国:ハンガリー、フランス

「音楽家」
監督:西爾扎提・牙合甫
制作国:中国、カザフスタン




「Happier Times, Grump」
監督:Tiina Lymi
制作国:フィンランド

「Fear」
監督:Jayaraj
制作国:インド

「Here」
監督:Hadi Mohaghegh
制作国:イラン




「Ben is Back」
監督:ピーター ヘッジズ
制作国:アメリカ

「A Fortunate Man」
監督:ビレ・アウグスト
制作国:デンマーク

「半世界」
監督:阪本順治
制作国:日本


なお、第九回「北京国際映画祭」4月13日から4月20日まで開催しており、閉幕式当日に「天壇賞」各部門の受賞作品が発表される。個人的に応援している中国初の宇宙SF映画『流浪地球』が受賞されるのを非常に楽しみにしている。

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