中国ドラマ『無主之城/LAST ONE STANDING』は、中国の動画配信会社「愛奇藝」が総力を結集して制作されたオリジナル作品。極限状態の中で、無人の廃墟都市で生き延びる生存者たちを描いた本格派サバイバルミステリー。主演は『雲中歌~愛を奏でる~』や『傾城の雪』などで知られる杜淳(ドゥ・チュン)。


共演は劉奕君(リウ・イージュン:代表作『琅琊榜 -麒麟の才子、風雲起こす-』『酔麗花~エターナル・ラブ~』)、許齢月(シュー・リンユエ:代表作『左耳』『擇天記~宿命の美少年~』)、代旭(ダイ・シュー)、寧理(ニン・リー:代表作『バーニング・アイス -無証之罪-』)など。


妻の死の真相を探る主人公の羅燃は容疑者の女性を追ってある街に向かう列車に乗り込む。しかし途中で脱線事故が起きてしまい、かろうじて百名余りの乗客と共に列車から脱出した羅燃が目にしたのは、誰一人として存在しない廃墟の街だった。

そんな危険と絶望に満ちた無人廃墟で、疑心暗鬼に陥る生存者たちによる容赦のない生存競争。その中で醜悪な人間性が徐々に露呈していく過程など、本作の見所は満載のようだ。



噂によると製作費はウェブドラマの中でもトップクラスを誇り、演技力に定評のある若手に加え、実力派役者も多数起用している。そして一流の映画制作チームも招き入れ、今まで以上に拘り抜いたビジュアル性の高い本格的な作りになっているという。

作品の舞台となる廃墟の街のロケ地として、タイやマレーシアなど各地を視察した後、最終的に台湾付近に位置する澎湖島を選んだ。澎湖島の海岸線や植物、そして風化された建物など、まさに『無主之城』という題名に相応しい場所であると決めたそうだ。そこに莫大な建築費を投じ、唯一無二となる身の毛もよだつ無人廃墟を作り上げた。

本作は既に昨年の七月中旬に撮影を完了しており、今は配信待機中のようですが、先行予告だけではやはり物足りない。一日でも早く配信してその全貌を観てみたいものだ。

ドラマ『無主之城/LAST ONE STANDING』公式微博